段差解消機をうまく利用してみましょう
段差解消機というのは、その名の通りで段差をなくす為の道具です。車椅子を使用する人にとっては少しの段差でも通れないというようなことになります。下りはできても少しの段差を登るという時は、その少しの段差というだけで通れなくなるのです。その段差をなくして道を歩きやすくしようという画期的なアイテムなのです。家の中で使うのはもちろん、屋外で使えるようなものがあればそれだけ行動できる範囲が広がりますので車椅子の人にとってもとても嬉しいものです。ですが実際に段差解消機を持っている人はあまり見かけません。

それだけまだまだ普及していないアイテムなのです。
では実際に屋外で使う段差解消機を外で使ってみると、意外と使いにくいという点があります。確かに車椅子に乗りながらこの道具をいちいち設置してから通るというのは面倒な部分があります。その苦労を考えれば一人で外に出るのが億劫になるでしょう。それならば誰かが車椅子を押してくれる方がどれだけ楽かが分かります。
その苦労が分からないという人は、車椅子に実際に乗ってみて感じてみると良いでしょう。そうすればどれだけ車椅子の人が日々大変な思いをしているのかが分かります。ましてや暑い時期などはただでさえ外に出るのが嫌なのにハンディキャップがある人にとって近年の猛暑は辛いものがあるでしょう。
ですがそれでも段差解消機を持って屋外に行かなければならなくなる時も来るでしょう。そうなった時は、周りの人を頼りましょう。
日本人は基本的にシャイなので自分から困っている人に声をかけてあげられないという人は沢山います。なので、こちらからお願いをすれば皆案外普通に手伝ってくれます。自分でどうにかしようと思わずにもっと周りの人にお願いしてみましょう。そうすれば段差解消機などはいらなくなるかもしれません。お願いする方もシャイだとなかなかできないことかもしれませんが、一度開き直ってやってみると意外と強くなってできるようになってきます。
